「おしゃれなガラスマグでおうちカフェを楽しみたいけれど、普通のマグカップより冷めやすいのかな?」
「氷を入れたら、結露でテーブルが濡れちゃいそう…」
ガラスのうつわを選ぶとき、こんな風に思ったことはありませんか?
ガラス食器には一般的な「シングルウォール(一層グラス)」と、保温保冷に優れた「ダブルウォール(二重構造)」の2種類があるんです。この2つ、似ているようで特徴が大きく異なります!

今回は「ガラスの教科書」として、ガラスマグの結露や温度変化のヒミツと、一層・ダブルウォールの違いについて、わかりやすく解説していきます♪
それぞれの良さを活かしたおすすめアイテムもご紹介するので、ぜひグラス選びの参考にしてみてくださいね。
1. 結論:ガラスのマグは冷めやすい
「ガラスマグはすぐ冷める?」の結論から言うと、冷めやすいです。
ガラスはアルミやステンレスよりは熱を伝えにくい素材ですが、食器のガラスの厚みは3㎜前後のため、すぐに熱さ・冷たさがガラス表面に伝わってしまいます。そのため、真冬の耐熱マグに熱湯を注いでも、ガラスに熱を奪われ、冷めやすくなってしまうのです。
しかし耐熱ダブルウォールグラスを選べば保温・保冷ができ、結露もせず機能性と透明なおしゃれさを備えています。
耐熱ガラスとは?
耐熱ガラスは、高温に強く、急激な温度変化にも耐えられるように作られたガラス製品です。一般的に、ホウケイ酸ガラスが使用されています。ホットや電子レンジが使えるなど、使い勝手の良い点が魅力です。
ダブルウォールグラスはホウケイ酸ガラスで作られるものがほとんどのため、この記事では耐熱ガラスのシングルウォールとダブルウォールに注目してゆきます。
▲シングルウォール(一層グラス)とは
「single wall(シングルウォール)」は壁一枚、ただのガラスコップの相称を言います。基本的には「シングル」という言い方は、ダブルウォールガラスと比較するときや、商品のスペックを説明するときにしか使いません。
シングルウォールの中には、冷たいものしか使えないふつうのコップから、耐熱ガラスまでさまざまです。
ここでは当ショップの耐熱プリントマグを例に比較していきます。
▲ダブルウォール(二重構造)とは
「double wall(ダブルウォール)」=ふたつの壁。その名のとおり、グラスが外側と内側が、二重構造になっているのが特徴的。一般的に、底にややクリア~黄色っぽい「樹脂どめ」がついています。
この記事では当ショップのダブルウォールグラスを例に比較します。
2. ガラスマグの「冷めやすい」「結露」は構造で解決!
普段のちょっとした「困ったな…」も、グラスの構造を知ればすっきり解決できちゃいます。シングルとダブルウォールグラスの違いを見ていきましょう。
お悩み①:結露でデスクやテーブルが濡れちゃう
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【シングルウォール】
グラスの内側と外側にダイレクトに温度差ができるため、冷たいものを入れると結露します。水滴を防ぐにはコースターを敷くのが基本スタイルです。 -
【ダブルウォール】
二重構造の間に「空気の断熱層」があるため、外側のガラス表面に温度が伝わりません。冷たい飲み物を注いでも結露が発生しにくく、コースター無しでもデスクを濡らしません!
お悩み②:ホットがすぐ冷める/氷がすぐ溶けて味が薄まる
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【シングルウォール】
外気温の影響を受けやすいため、陶器のマグカップなどと同じように自然に温度が変化します。熱いものは少しずつ冷め、氷も溶けていきます。 -
【ダブルウォール】
空気の断熱層が保温・保冷の役割を果たしてくれます。ホットは温かさが長持ちし、アイスは氷が溶けにくく美味しい濃さをキープできるんです。
お悩み③:熱い飲み物を入れると熱くて持てない!
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【シングルウォール】
ガラス全体に熱が伝わるため、熱湯を注いだ直後は本体が熱くて触れません。そのため、手で持てる「取っ手(ハンドル)」付きのマグタイプを選ぶのがおすすめです。 -
【ダブルウォール】
外側のガラスには熱が伝わらないので、熱々のお茶やコーヒーを入れても、取っ手を持たずに素手で本体を安心して持てます。
3. 「割れやすい?」「お手入れは?」気になる真相
「ダブルウォールって便利そうだけど、取り扱いが難しそう…」という不安にもお答えします!
| 割れやすいって本当? | ダブルウォールだからといって特別割れやすいわけではございません。ただ、ふつうのガラスより薄いため、衝撃には他と同じように注意が必要です。 💡対策:洗うときは蛇口にぶつけないよう注意。氷はグラスを斜めにして滑らせるように入れるのがコツ。金属のスプーンやマドラーで混ぜるのも避けましょう。 |
|---|---|
| 食洗機で洗える? | 手洗いを推奨しています。当店のダブルウォールは水圧による接触破損や、底面の穴からの浸水リスクがあるため、食洗機は使えません。 💡対策:やわらかいスポンジで優しく手洗いするのが、長く愛用するポイントです!シンクに放置は割れリスクが上がるのでNGです。 |
| 底のポッチ(突起)は何? | ダブルウォールグラスを生産する工程でつくる「樹脂どめ」です。ややクリア~黄色っぽいです。こちらが破損する恐れがあるので電子レンジはNGです。 ⚠️注意:シールだと思って剥がしてしまうと内部に水が入って使用できなくなります。絶対に剥がさないでくださいね。 |
電子レンジはお使いいただけません。他社製のダブルウォールグラスの中には特殊なシリコン弁を使用したものもございます。家電の使用可不可は、それぞれの取扱説明書をよくご確認ください。
4. どっちを選ぶ?「シングル」と「ダブル」、おすすめグラスマグ
それぞれの特徴を踏まえて、トミガラス(Tomi Label TOKYO)のこだわりグラスから、おすすめの2つのアイテムをご紹介します♪
【軽さ・シンプルさ重視なら】シングルの耐熱ガラスマグ(一層グラス)

ふつうのシングルタイプのガラスマグの良さは、なんといっても「軽く、扱いやすい」こと。電子レンジも使えて、洗いやすいです。夏は氷を入れたドリンクも、結露からいっそう涼しげに。
取っ手(ハンドル)がついているため、熱い飲み物でも安心。シンプルで王道なガラスマグを探している方や、手軽に紅茶やコーヒーの色合いを楽しみたい方にぴったりです。
【結露防止・保温保冷重視なら】ダブルウォールガラス(二層ガラス)

デスクワーク中の結露ストレスをなくしたい、温かさをキープしたいなら、断然ダブルウォールがおすすめ!
こちらの「ソコラ ステムマグ」は、マグカップと台座がひとつになっためずらしいフォルム。ステムとは脚のこと。ドリンクが宙に浮いているようなおしゃれな見栄えも楽しめます。機能性もデザイン性も、両方妥協したくない方にぴったりのグラスです。
5. ダブルウォールグラスの意外な盲点
ここまで、ダブルウォールグラスは、飲み物が浮いていておしゃれで、機能性も良いことをお伝えしました。
しかし、ここからは個人的な感想です。
わたくしが耐熱マグソコラシリーズを企画する前に、他社含めさまざまなダブルウォールグラスを使ってみたところ、あることに気づきました。
それは、「脳が混乱する」ということです。「なにを言っているんだ?」と思われるかもしれませんが、ダブルウォールグラスは目で見えているよりも注げる量が少ないのです。
サイズ感は外側のフォルムですが、実際に注げるのは内側のグラス部分なので「あれ?意外と入らないな」と注ぐたびに思うのです。
ですから、ソコラは「ミニワインで飲むときと同量は注ぎたい」と思い240ml入るよう、図面を書きました。
一般的なコップサイズでダブルウォールグラスを設計すると、飲める量が少ないですし、たっぷり飲みたい…となると直径が大きくなります。ダブルウォールグラスのデザインは奥が深いです。
大きすぎると女性やお子様は持ちにくかったり、食器棚でもスペースをとりますよね。
その点、ソコラはほどよいサイズ感になるよう、工夫しました!

▲取っ手は大きめに設計。

▲ハーブ柄も展開しました
6. まとめ:ガラスだからこそできる、透明なマグで快適な時間を
以上が、ふつうのガラス:シングルウォールと、二層構造:ダブルウォールグラスの違いでした。
冷めやすいのはガラスの特徴ですが、ダブルウォールグラスを選べば保温保冷ができ、結露の悩みもすっきり解決します。
一方で、シングルの耐熱ガラスには「軽くてシンプル」「温度感を楽しめる」「たっぷり注げる」良さがあります。猫舌さんには「冷めやすい」はメリットですよね。
わたくしも、真冬の朝に白湯を飲むときは一層の耐熱ガラスマグを使用しています。舌を火傷しにくくなりました!
- ☕ 軽くて扱いやすくスタンダードが好き!
➔ シングルウォールのガラスマグ がおすすめ - ❄️ 結露を防いで温度をキープしたい!
➔ ダブルウォールグラス がおすすめ
それぞれの違いを知って、あなたのお悩みを解消してくれるお気に入りのガラスマグを見つけてみてくださいね。どちらも手に入れて、真夏と真冬で使い分けるのもおすすめです。
透明なガラスだからこそ、お茶やコーヒーの色がよくわかり、湯気や結露もほっと一息する時間を演出してくれます。
台座つきのダブルウォールグラスソコラは、ガラスが好きな方には、ぜひ一度お使いいただきたいです。
おうちでのドリンクタイムが、もっともっと快適で楽しくなりますように!
おすすめのダブルウォールグラス
当ショップの耐熱ガラス
トミガラス公式オンラインショップのオリジナル耐熱ガラスはこちら。
「ソコラ」のショート動画
https://youtube.com/shorts/Sp9frDq3M7E
この記事を書いた人
東京・亀戸で70年以上ガラス屋をしている富硝子株式会社(Tomi Glass Co.,Ltd.)のデザイナー。富硝子はカラーチェンジグラス・トミレーベルや、江戸硝子や小樽硝子などのハンドメイドガラスなど、おしゃれで豊富なアイデアが楽しいガラス屋です。