サクラ-桜-グラス-ピンク

おうちでお花見気分!春らしいピンクのおすすめサクラグラス8選

桜-グラス


「今年こそは、ゆっくりお花見しながらお酒を飲みたい…!」そんな思いの方も多いのでは?
本記事では、お天気やスケジュールに左右されない、おうちでお花見気分が味わえるサクラがモチーフのグラス使ったおすすめの使い方をご紹介します。

 

サクラ色のガラスをつくる方法


まずはサクラにまつわるガラス器の作り方をご紹介しましょう。
方法は2つあります。

①ピンク色のインクを焼きつけてプリントする

 

桜-ワイングラス-ピンク


↑透明なガラスにピンク色を印刷します。色味は商品によって調合します。ピンク色は金赤(きんあか)と呼ばれる赤が混ざっているため、サンプルをしっかり作らないとオレンジが強すぎたりくすんだりするので、他の色より慎重です。

桜-ラスター-ピンク-ガラス


面をピンク色にしたいときは「ラスター」と呼ばれるセロハンのような透明ピンクを吹きかけます。
職人さんは濃淡を絶妙に調整して吹くことができ、色の濃さは窯で焼きつけないとわからないので感覚が必要な作業です。

 

②ガラスのたねをピンクにする

桜-ガラスボウル-ピンク


ガラス全体・中までをピンクにしたいときは、ガラスのたねに色をつけます。カタチをつくる前のドロドロに溶けたガラスに色を入れる方法です。そうすることで「色ガラス」と呼ばれる色つきのガラス素材になります。割れた断面もピンクになり、色が剥げてしまう心配もありません。

江戸硝子-桜色


ガラスのたねを取ったときに、ちょこんとフリット(ガラスの粒)をつけて、ピンクを表現する方法もあります。江戸硝子や小樽硝子につかっている技法で、こちらも色がはげ落ちることはありません。

さて、これらの技法を使った当店・トミガラスオンラインショップの食器で、お料理やドリンクの見映えがどれくらい良くなるか、具体的にご紹介してみましょう!

 

サクラモチーフに似合うドリンク&お料理

例1

桜-スイーツ-うつわ


サクラモチーフ:花びら
使用アイテム:ソメイヨシノ フリーカップ
食品:ゼリー、チョコ菓子
ピンク色を目立たせるのはやっぱり白!パンナコッタにゼリーと桜の塩漬けをトッピングしました。
作者コメント:「ピンク色のチョコレート菓子など、ちょっとしたおやつを来客時に出してもGOOD!」


例2

いちご-豆皿-さくら

サクラモチーフ:花びら形
使用アイテム:江戸硝子うきよヒラリ豆皿 あられ/花ごろも
食品:イチゴ
こちらは光にあふれる食卓が素敵なtsuma_otto_accoさんの一皿です。赤が強いイチゴはそのままでも見映えがいい食材ですが、サクラの花びら型の器に2粒だけ盛り付けることで、デザートの特別感が出てかわいいです。
作者コメント:「それぞれに個性があり、光に当てた時の輝きが眩しい!」


例3

納豆-ガラス器

サクラモチーフ:ピンク色
使用アイテム:江戸硝子うきよ花小付け 花ごろも
食品:納豆
こちらは発酵食品が得意なryoko_sさんのお料理です。小さなお皿や小鉢に盛り付けることで、お洒落なカフェランチに!
作者コメント:「全体的に地味な色目なので、ガラスの小鉢と箸置きでちょっとした彩りを」

インスタグラムで #tomiglass (トミガラス) で検索すると、他にもいろんな使い方が見られます!

トミガラスの企画チームも驚きの栄養たっぷりの食卓や、推しキャラと同じ色のドリンクなど、わたしたちも楽しんで拝見しています。よろしければのぞいてみてくださいね。

トミガラスInstagram

おつぎは、トミガラスのデザイナーがおすすめする、サクラにまつわるグラスTOP8をご紹介してゆきましょう。

 

富硝子がオススメしたいサクラグラス8選

桜-食器-ワイングラス-ボウル
ここまではサクラのガラス器の作り方と、器に似合う使い方を紹介しました。次は、おすすめの商品をお料理とお酒のカテゴリに分けて、具体的に8つご紹介いたしましょう。

 

お料理編:春の食卓とサクラのガラス食器

お料理が好きな人にとって、旬の食材に合わせた器は調理のモチベーションがアップするもの。わたしも春はピンク系を愛用し、夏になるにつれブルー系の器が増えます。
2月の早春から夏まで使えるサクラのグラスやお皿をピックアップしました

1.カラーチェンジ ソメイヨシノ シリーズ

桜-レアチーズ-ピンク-カラーチェンジグラス


冷えるとソメイヨシノの花びら模様がピンク色にカラーチェンジするグラスです。フリーカップはデザートや小鉢として幅広く使えるアイテム。イチゴヨーグルトやレアチーズなどのおやつや、ジュレやピューレなどの前菜にも。パフェを作るなら、脚付きのワイングラスも映えますよ。

ソメイヨシノ フリーカップ




2.江戸硝子 ヒラリシリーズ
桜-ピンク-うつわ


カタチがサクラ型の江戸硝子。小鉢、豆皿、箸置きとで大中小の展開がかわいく、入れ子になるので食器棚の収納にもうれしいです。デザインする際、5つをまるく並べると、テーブルに花が咲いたように見えるちょっとしたアイデアをプラスしました!ひな祭りや入学祝い、合格祝い、海外の方へのおもてなし…とにかく食卓に華を添えるシリーズです。サクラの型をしていますが、ブルーもあるので真夏も涼しげに使える!オールシーズン愛用できるうれしい小鉢たち。


小鉢
豆皿

箸置き

箸置きのセットもございます。


3.パルレ オパール ピンク

サクラ色-ピンク-ボウル-器


淡いニュアンスカラーのピンク色が上品なお皿とボウル。この色ガラスは、ガラス中でも特殊な「オパールガラス」という素材で作られています。
オパールガラスは美術工芸家のルネ・ラリックも好んだ半透明の乳白色ガラスです。ミルクガラスのように単色ではなく、ところどころある透け感の美しさが特徴です。
ケーキを盛りつけたり、ボウルにはフルーツが格段に似合います。

パルレ

 

4.カラーズ サクラ

サクラ色-ピンク-皿-ケーキ


サクラの模様が大きく配置されたお皿とボウルのシリーズ。ダイナミックに入ったサクラの花びらは、北欧風にデザインしました。都内のガラス工場で生産したガラス器に、転写職人が1点ずつ模様を転写し、窯で焼き付けています。お皿の中心にはサラダ、ケーキ、冷製パスタがおすすめ。ボウルは大きめなので朝のシリアルに愛用中!

カラーズサクラ プレート
カラーズサクラ ボウル

 

お酒編:おうちでお花見気分のガラス酒器

「お花見や宴会に行けない」「せめて晩酌で春をを味わいたい」「旬のお酒はグラスも選んで使いたい」…お酒が好きなこだわり派のためにサクラの酒器をチョイスしました。

5.小樽切子(おたるきりこ) シリーズ

サクラ色-ピンク-切子-日本酒


北海道小樽市の工場で吹かれた切子シリーズ。小樽の職人が、1点ずつ手仕事で模様を入れています。江戸切子には伝統的な文様がありますが、小樽切子では自由な発想で「花」や「星」など新しい文様にチャレンジ。日本の職人技を感じながら味わう日本酒は、また一段と美味しいはず…!懐かしくもモダンな雰囲気が魅力の切子シリーズです。

片口 ピンク
おちょこ ピンク

 

6.小樽硝子(おたるガラス) シリーズ

サクラ色-ピンク-小樽ガラス-日本酒


上記と同じ素地で、切子をほどこしていない、シンプルな薄手の吹きガラス。
モール(たて線)のゆらぎが美しい酒器です。
金魚鉢のようなフォルムがかわいく、小さいのに量が入るところも魅力的。成形方法は棹(さお)にガラスのたねを巻き取って吹く「型吹き(かたぶき)」という技法で作られ、薄く仕上げるには職人の高い技術を要します。ガラスの厚みが薄いので、口当たりが良く、日本酒のキレや香りを堪能できるつくりに。冷酒をいれる片口は富硝子オリジナル形状。「かわいい徳利がない!」とお探しの女性向けにデザインしました。シンプルながらも職人技が詰まったシリーズです。

小樽ガラスシリーズ

 

7.江戸硝子 花ごろも カラー

サクラ色-ピンク-ガラス-日本酒


色合いがサクラの江戸硝子。ガラスブランド・トミクラフトには“江戸の文化”をテーマに配色した ハンドメイドガラスのシリーズがあり、中でもサクラ関連のカラーはとても人気です。
お花見の晴れ着をイメージした「花ごろも」カラーは、インディゴブルーが大人っぽく差し色に。「恋ざくら」カラーは可愛らしいピンク色と、春らしいグリーンがポイント。「ほお紅」カラーは全体的に赤いガラスパウダーをまぶしています。
お花見で「紙コップでお酒を飲むのは味気ない…」そう思ったわたしは、バッグにおちょこを数個忍ばせて、友人の前で選んでもらったらとても好評でした!太陽の光でキラキラ輝く江戸硝子は、日本酒の黄金色とともに深い色味を楽しめるシリーズです。

しょうゆさし 花ごろも


花ボウル 恋ざくら

ヒラリ箸置き ほお紅

きわみ こうめ

 

8.カラーチェンジ マイチル シリーズ

サクラ色-ガラス-日本酒


冷たいお酒をいれると花びらの先がピンクになるカラーチェンジグラス。 あなたは店頭に並んだほのかにピンク色の桜スパークリングワインに、ついつい手が伸びた経験はありますか?わたしはあります。マイチルのフルートグラスの素材はクリスタリンと呼ばれるガラス素材。輝き、透明度、響きが優れているため、淡いピンク色のお酒もいっそう贅沢に楽しめます。

マイチル

 

まとめ

サクラ色-ガラス-花見


「ガラス」と「サクラ」は相性がいいものです。
1週間ほどで散ってしまう儚いサクラも、ガラス器でお家にあると、早春の2月〜4月の桜が咲く頃まで、春をいっそう楽しむことができます。
サクラは合格、入学、新生活などの「はじまり」と、卒業、送別会など「別れ」を連想させ、送別会や歓迎のプレゼントにも向いています。
また、日本を代表する世界的なモチーフであり、浮世絵からインスピレーションをうけたゴッホも自画像のすみに描いたほど。海外の方への日本の手土産にも歓ばれるモチーフです。
ぜひ春らしいサクラにまつわるピンクのガラス器たちで、おうちでお花見気分を楽しんでみてください。

ピンク色のおすすめグラス

ごきげん文鳥

冷たい飲み物を入れると、文鳥のくちばしがピンク色に染まるカラーチェンジグラス。くちばしがサクラ色でキュート!

 

江戸硝子うるし

うるし職人が会津の技で塗った江戸硝子。サクラ色のガラスの色粒が、白い漆をバックに鮮かに輝きます。

 

この記事を書いた人

富硝子(とみがらす)のデザイナー。食器ブランド「トミレーベル」のイラストや、ハンドメイドガラスのブランド「トミクラフト」を担当している。
旅行と食べることが好き。
このデザイナーのアイテムはこちら

富硝子株式会社
1948年、東京都江東区で日本製香水瓶の輸出業からスタートし、70年以上オリジナルアイテムやOEMなどガラスアイテムを生み出し続けています。
江戸硝子小樽硝子などのハンドメイドガラスから、プリントにこだわったグラス、耐熱ガラス、ガラスのジュエリーケースなど、おしゃれで豊富なアイデアが楽しいガラス屋です。

Text,Photo,Illustration:Okanami
ブログに戻る