少し汗ばむ陽気の日。そうめんを、パッと茹でて麺つゆでサッといただく…。
日本の夏を感じられる、最高の瞬間です。
しかし、麺だけだと栄養が偏ってしまい、食欲不振になったり、バテてしまうなど、さまざまな不調につながることもありますね。
「そんなこと言ったって夏のキッチンは暑いし、洗い物も少なくしたい!」というお気持ち…すごくわかります。
トミガラス公式オンラインショップでは、江戸硝子の麺鉢を使って、「一皿で完結できるアレンジ麺」をご提案!
透明じゃないガラスの器、どの色を選ぼう…?
トミグラスのオリジナルブランド、TOMICRAFTの江戸硝子には、ガラスの色パウダーが全体に入っているため、カラフルな見た目が特徴です。
紺や白のガラスは、あまり見慣れないですが、お料理に合わせるのはとっても簡単!
あなたのご家庭でよく食べる麺類をイメージして、食卓に取り入れやすいカラーを探ってみましょう!
定番のそうめんはブルー系で爽やかに
【茄子の揚げ浸し ぶっかけそうめん】
乳白色で細いそうめんは、水色の「はり」カラーがおすすめです。透明感のある水色のガラスに、コバルトブルーやイエローの色粒が散りばめられています。トッピングが茶色いお料理でも、器にビビッドなイエローの色粒が配色されていることで、華やかな印象に。
そうめんに、めんつゆをかけて、油で素揚げした甘辛い茄子をトッピング。お肉やお魚を使っていないのに、ジューシーで爽快感のあるそうめんが楽しめます。(必ず、冷たい麺をいれてください。※)
茄子の揚げ浸し ぶっかけそうめん
- 茄子を揚げる
- しょうゆ、酢、砂糖、豆板醤、にんにくの浸けダレに入れる。
参照:男子ごはん - そうめんをゆでる
- そうめんを冷水で冷やし、熱を取ったらガラスの器に盛りつける
- 茄子と葱をトッピングし、冷たいめんつゆをかけて完成
江戸硝子そうめんセット/はり ¥5,500
淡い水色が、冷製パスタを引き立たせる
【ツナとトマトの冷製パスタ】
快晴の夏の空を思わせるような「はり」カラーの水色は、真っ赤なトマトと相性抜群!
夏の冷製パスタは、シンプルに塩で味付けしたレシピがおすすめ。トマトの酸味とツナの旨味が、冷たいパスタによく合います。(※必ず粗熱を取り、常温以下で盛りつけてください。)
ツナとトマトの冷製パスタ
- ツナ缶を油をきらずフライパンへ入れる
- トマトをカットし、中火で3分ほど火をかけ塩・胡椒で味つけ
- パスタをゆでる
- パスタを冷水で冷やし、粗熱を取ったらオリーブオイルでほぐす
- ②の熱が冷めたのを確認し、パスタとソースを盛りつける
江戸硝子そうめんセット/はり ¥5,500
蕎麦にはキリっと濃紺のガラス。
さっぱり感アップ
【タケノコの肉蕎麦】
駅にある蕎麦屋さんなどで見かけるようになった「肉蕎麦」。蕎麦といえばかき揚げやとろろが一般的ですが、お肉は馴染みがなく、おいしそうだなぁと思ったので、タケノコと合わせて作ってみました。
選んだ器は、深い紺色が涼しげな「いき」ブルー。深い青色の器に、蕎麦を盛りつけることで、青がより鮮やかに見えます。ぱっと見茶色いタケノコとお肉も、ブルーのガラスのアクセントに入っている黄色い色粒が、調和します。(※必ず、冷たい蕎麦にしてください。)
タケノコの肉蕎麦
- タケノコを一口サイズにカットし、豚コマと炒める
- しょうゆ、酒、みりんで味付け
- 蕎麦をゆでる
- 蕎麦を冷水で冷やし、盛りつける。
- タケノコとお肉、唐辛子をトッピング
江戸硝子そうめんセット/いき ¥5,500
冷やし中華派は、麺の色にあわせて。白と黄色で食欲がそそる!
【インスタントジャージャー麺】
「たまや」カラーは白いガラスのパウダーに、イエローやピンクのポップな色粒がかわいい江戸硝子。ベースの色味が淡いホワイトなので、醤油をよく使う日本食には、基本的になんでも似合います。
…ですが、わたしがあえておすすめしたいのは、中華麺です。
中華麺の魅力である、もちもち触感を期待させる小麦のクリーム色が、ガラスの黄色い色粒とマッチします。最近は、インスタントや冷凍食品でも、生めんタイプで喉越しの良いものも増えてきました。
よく購入するのは、旅先のお土産コーナーの麺類。ご当地の有名店コラボのラーメンは、パッケージを見ているだけでワクワクします! 通常は暖かいまま食べるジャージャー麺も、夏の冷静麺にアレンジしてみました。ガラスは温度差に弱いので、冷静麺にすることで、割れるリスクを避けました!
【Macky特性冷やし中華】
もちろん、定番の冷やし中華にもぴったり。
こちらは富硝子の家庭料理マスター:mackyの冷やし中華。厚めのチャーシューがおいしそう!
江戸硝子 箸置き ¥680
江戸硝子には冷たい麺を…
どのお料理も、ザルで粗熱を取って、冷たい麺を盛りつけています。江戸硝子はハンドメイドガラスのため、熱い料理を入れると割れることがあります。
これは、ガラス素材の特性で、ガラスが温度差に耐えきれなくなると、衝撃がなくても割れてしまうことるからです。
手作りガラスは特別な素材でない限り、熱いお料理やレンジ、食洗機など熱のかかるものはお使いいただけませんご注意ください。
デザイナーが考えた、
素敵な夏のワンシーンと
器のサイズ感
江戸硝子うきよシリーズの大鉢は、直径がφ17.5㎝と、麺鉢にしては小ぶりです。これには2つの理由があります。
食器棚の中で大きな器は重ねて下の方になってしまうことが多いですよね。
料理ができて「さぁ盛りつけ」というときに、いっぱい食器が乗っていたら、取り出すのが面倒になります。
なにより、陶器と違い、ガラスの器を一番下にしていろんな食器を重ねるのは、ハイリスク。
重ねて割れるリスクを少しでも下げるため、棚で奥行きを節約できる直径の型を選びました。
「子育てを終えた世代のご夫婦が、2人の食卓で、こだわりの江戸硝子を使っていただけたら素敵だなぁ…」なんて想像し、近年の核家族のスタイルに合うコンパクトな麺の食卓イメージしました。
「同じ釜の飯を食う」なんて言いますが、夫婦で同じ大鉢からそうめんをとり、薬味を効かせた蕎麦ちょこからすするのも、家族と過ごす夏の醍醐味です。
ゆったりと盛りつけた麺の上に野菜やお肉を添えることで、お料理の見栄えもよくなり、夏の食欲をアップさせてくれます。
一皿で完結することで、片づけるお皿の量も減少。一人暮らしでシンクが小さい人も、大家族で洗い物が大変なひとも、片付けが楽になります。
職人さんに聞きました。「大鉢はたいへんだ!」
伝統工芸品・江戸硝子の大鉢は、東京都墨田区のガラス工場でひとつひとつ手作りしています。
ガラスを棹に巻き取り、ぐるぐると高速で回る型に入れて、遠心力でボウルの形に成型しています。(詳しい作り方はスピン成型に)
ガラスの麺の器を企画しているとき、現場の方にお話しを聞くと「大鉢はたいへん」とおっしゃっていました。
「さかずきや豆皿と同じカラー展開で、製法も同じなのにどうして?」と疑問に思い、掘り下げて伺うと、職人さんのおっしゃる「たいへんさ」から、江戸硝子の大鉢の特別感が伝わってきました。
なにが「たいへん」なのか?
- 他のアイテムよりも棹に巻き取るときのガラスのたねの量が多い。
- そのため、体力と生産力を消耗する。(真夏の窯の前は40℃近くに!)
- 重くなることで、窯からガラスのたねを巻き取るときも、スピン製法で遠心力で回して器の形に成型すきも、タンブラーや豆皿に比べて、何倍も重いため「いつもと違う勘」を要する。
想像してみてください。スーパーで買い物したときの荷物を腕を伸ばして持つと、おろして持った時よりも何倍も重く感じませんか? 棹の先のガラスも同じです。長い棹の先のガラスは、物理的な力も作用して重く感じます。
これを大鉢の質量分のガラスを巻き取れば、さらに重くなるのは想像がつきます。
人の手でつくるガラスならではの苦労が、この大鉢のしっかりとした重厚感と、輝きにつながってる気がしました。
まとめ
「色」と「麺」のマッチ度を表にしてみました。
結果:「合わない組み合わせはない」ということがわかりました。
特に合う◎の組み合わせは、麺そのものの色と、ガラスに使用されている色味に共通点がありました。
ブルーの器は「どう使えばいいかな?」と敬遠されそうですが、お料理の色味をより鮮やかに見せ、夏らしい涼し気な演出を大きく手伝ってくれそうです。
「たまや」「いき」「はり」どのカラーにも黄色の色粒が使われているので、つゆや出汁の色が茶色っぽい日本の家庭料理に合わせやすいカラーバリエーションとなっています。
めんどくさがりのわたしは、暑くなってくると、さっぱりした食事で簡単に済ませたくなりがちです。
夏の夕どき「献立考えなきゃ…」とローテンションでキッチンに立っても、江戸硝子の麺鉢を取り出せば、盛りつけのイメージが浮かんで、お料理を作るスイッチがONに。冷蔵庫から食材を選んで、食べる気力は何倍にもアップ!
おいしくたのしい食事で、熱くても元気がでます。
あなたのおうちでは、そうめん、そば、中華、パスタどんな種類の麺を一番食べますか? 盛岡なら冷麺かもしれませんし、香川ならうどんでしょうか。
全国各地、ご家庭それぞれの夏の食卓に、東京の下町でつくった江戸硝子をぜひ取り入れてみてください。
麺におすすめのガラス食器
「ぶっかけうどん」にぴったりの醤油差し。
さかずきにすだちや天かすなどの薬味を入れてもたのしい。
手づくりの麺つゆは片口に入れてもおしゃれ。
生姜や葱は豆皿に並べて…
江戸硝子そうめんセットはギフトボックス入り。
お渡し用のセルフラッピング紙袋もございます。
蕎麦ちょこは単品も。ご家族分そろえたい方におすすめ。
Text&Photo:Okanami