グラスの正しいお手入れと保管方法

グラス-洗い方-正しい

輝きと清潔感そして透明感がありとても美しいグラス。
ピカピカのグラスでいただくと、お酒や飲み物などがよりいっそう美味しく感じられます。
でも、お手入れが行き届かないと水垢ができたり曇ってきたりで、せっかくのおしゃれなグラスが台無しに・・・。
急な来客で、久しぶりに出したよそゆきグラスが白っぽくなってる・・。なんてことも。
また、ワイングラスを洗っている時や拭いている時、キレイにしようとついつい力が入ってしまって、ステム部分がポキッと・・・こんな経験ありませんか?
今回はグラスの正しいお手入れ方法とおすすめの保管の仕方をお教えします。

 

お気に入りのグラスやガラス食器を末永くご愛用頂きたい!

ガラスは、陶磁器や他の食器に比べて、繊細でキズが付きやすい特徴があり、ほんの少しの汚れも、そのまま使い続けると取れにくくなってしまいます。

富硝子の製品は、職人が一つ一つ丁寧に、こだわりを持って製造しています。
そんなガラス製品たちをいつもキレイにお客様にご愛用いただきたい!
これからご紹介する方法で、日頃からこまめにお手入れすることで、より永く美しい状態でお使いいただけます。

 

基本の洗い方


▲グラスが割れる原因第一位は「ほかのグラスにぶつける」こと。


▲洗うもの以外は、シンクから避難させましょう。
蛇口もぶつける原因になるので、先にスライドさせておきます。


▲柔らかいスポンジで洗います。


▲ぬるま湯で洗い流します。

コツ① 基本はまっすぐ!!ぬるま湯で!

ガラスは急激な温度の変化に弱いもの。冷たすぎる水だと収縮し、熱いお湯だと膨張して割れてしまう可能性があります。

軽い汚れは、40~45℃程度のぬるま湯で優しく洗い流してください。
また、ワイングラスなどは、なるべくガラスを垂直に持ちましょう。
ねじらないように洗浄することでステムの破損防止になります。

コツ② スポンジは優しく丁寧に!
油汚れなどは、柔らかいスポンジに中性洗剤をしみこませたものを使用し洗うのが基本です。

汚れが残りやすい口元、内側の角は特に丁寧に。持ち手や底も忘れずに。
陶器よりもにおい移りしにくいのが、ガラスの良いところ。とは言うものの、お刺身やスパイシーなお料理の盛りつけのあとは、いつもより時間をかけて洗いましょう。

研磨剤入りのクレンザー、硬いスポンジ、またはたわしなどは表面のキズの原因となりまので、避けてください。
洗い終わったら、ぬるま湯の流水で洗剤を洗い流しましょう。丁寧なすすぎをすることで、水切れを良くし、水垢がつきにくくなりますよ。

 

酸性・アルカリ性を知れば水垢・曇りは落とせる!


それでも落ちない頑固な汚れ・・・
そもそも、水垢や曇りの原因は何か、ご存じですか?

水垢にはクエン酸

水垢とは、水中のミネラル分が乾燥して残ってしまったの。だから、洗ったあとに拭かずに水滴をそのままにしていると、水分が蒸発して跡が残ってしまうのです。特に水道水は消毒のための塩素やカルシウムが含まれています。

ミネラルはアルカリ性ですので、中和させるには酸性の洗剤が必要となります。酸性の代表であるレモンやお酢ももちろんOKですが、安全で強力な酸性洗剤といえば、クエン酸が有効的です。

 

曇りには重曹

では、曇りの原因とは?
曇りは主に油汚れが原因とされています。牛乳や豆乳、それらを使ったカフェオレ、またフルーツや野菜を使ったスムージーなどは、曇りやすい飲み物です。

さらに、グラスは食事の際に使用するので、食べ物の油分が移ってしまうこともしばしば。

キチンとあらっているつもりでも、すべて洗い流せずに残ってしまった油分による汚れが蓄積されて曇りとなってしまいます。そんな曇りには、換気扇やコンロ周りのお掃除でも使うように、油汚れに適した重曹です。

クエン酸も、重曹も、使い方は簡単!

ぬるま湯にそれぞれを溶かして、キッチンペーパーに含ませたもので拭きとるだけ。(※必ず溶かし切ってください。粒が残っていると、傷の原因となります。)

あとはいつものように中性洗剤を使って洗い流せば完了です。
両方ともドラックストアや100円均一ショップでも簡単に手に入れることができて経済的!
残ってしまっても、グラスのお手入れ以外のお掃除にも使えて汎用性もあります。

グラスの拭き方


▲洗ったらなるべく早く拭きましょう


せっかくキレイに洗ったグラスに手が触れないように、少し多き目の布巾や布を用意します(布巾の2枚使いもOK)。
ホテルやバーではグラスを拭く専用のクロスを使用している所もありますが、ご家庭ではマイクロバーバーや毛羽立ちにくいリネンなどの素材が一般的です。

布巾でグラスを包み込むように、グラスはなるべく垂直に持ちましょう。
グラスを横にして力が加わると、ひねり拭きになりやすく、割れや破損につながります。

内側に布巾を軽く押し入れて、内側と外側をひねらないように、取っ手や底も丁寧に水分をふき取ります。
グラス全体を一定方向に回しながら磨くとさらに輝きが増します。
ワイングラスなどのステムの細いグラスはポキッといかないように要注意!

 

布巾のお手入れも忘れずに


清潔な布巾を使用することも大切なポイントです。汚れの残った布巾は曇りの原因となりやすいので、気を付けましょう!
布巾をお洗濯する場合は、ネット入れて洗うことをおすすめします。
布巾に他の衣類のホコリがついたままグラスと拭くと、そのホコリがグラスに移ってしまう場合も。また、油膜により吸水性が悪くなるためグラスを拭く布巾は柔軟剤などを使用しないでお洗濯しましょう。

 

グラスの上手な管理方法



▲グラスの台座は下にして食器棚へ


グラスを逆さにして収納するのはおしゃれ見えますが、正直おすすめしません。
飲み口を下にして伏せて食器棚などに収納すると、ホコリは入りにくいですが、薄くて繊細な飲み口の部分に負荷がかかり、割れやカケの原因になってしまうからです。

グラスは台座部分が一番安定するように作られています。地震やちょっとした衝撃でグラスが倒れてしまわないように、台座を下にして保管してください。
また、伏せた保管は、密閉された状態が続くとにおいがこもってグラスに移りやすくなってしまうデメリットもあります。

グラスを重ねて収納、保管するのもNG。グラスの重みによる負荷が破損に繋がりやすくなります。
どうしてもスペースの問題で重ねて収納する場合は、柔らかい布やキッチンペーパーなどをグラスとグラスの間に挟むと、負荷が軽減されますよ。
省スペ

ースに最適な、スタッキング(重ね収納)OKのグラスはこちら!


ここまで注意をはらっても、長期間保管しているとどうしても表面が曇ってしまう場合があります。グラスはそれだけ繊細なもの。
余裕があれば、使用していなくてもたまにクロスで磨くなどすればピカピカが長続きします。

最近はお店のようなグラスハンガーの種類も多くなり、設置方法も簡単なため、手軽でおしゃれな見せる収納もいいですね。

 

まとめ



繊細ゆえに注意事項が多い、ガラス製品の取り扱い方法。
最初はちょっと面倒に感じますが、難しいことは何もないので、一度覚えてしまえば簡単です。

ひと手間かけて大切に使う。
記念日やプレゼントとしてもらったグラスも、一目ぼれで買ったあのグラスも、思い出が詰まったものは大切に扱っていきたいものですね。

透明で美しい反面、汚れはどうしても目立ってしまうグラスたち。
使うたびにお手入れを意識することで、いつでも美味しく飲み物を楽しめるようになります。食卓に並ぶグラスたちが日々のお手入れで、新品同様の輝きが少しでも長く続きますように。

text:macky
photo:Anna Okanami

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